「塾を開業したい!」
「よく聞くフランチャイズってどうなの?」
「メリット、デメリットは?やる価値ある?」
塾を開業したい方の中でも、最近注目を集めている『フランチャイズ』が気になっている方も多いのではないでしょうか?
かなり言葉自体は普及していますが、その実態を知る方はまだまだ少なく、実際に取り組むには少しハードルが高いですよね。
そこで今回は、
・フランチャイズとは?
・メリットやデメリットは?
・結局使うべきか?
など、気になる内容を塾経営のプロが解説します。
▼パスカルキッズのフランチャイズ資料
塾を開業したい方必見!塾のフランチャイズとは?
まず、塾のフランチャイズとはなんなのか、解説します。
フランチャイズとは?
「フランチャイズ」は、すでに活躍するブランドの名前や看板、その事業ノウハウなどを利用することができる仕組みです。その対価として、フランチャイズ本部となる親企業にロイヤリティを支払います。
最近では大手コンビニチェーンのほか、飲食店や清掃サービスなどでもフランチャイズが採用されています。
2019年度の調査では、フランチャイズチェーンは1,324チェーンにも上り、総店舗数は26万店舗以上となっています。
“塾・学習塾”のフランチャイズとは?
そして塾にも、フランチャイズで開業するという選択肢があります。
塾を経営するには、
・教育者の確保
・授業カリキュラムの準備
・教材の準備
・教室の確保
・生徒集客用の広告
など、数えられないほどの準備が必要です。
しかしなかなか難易度が高いですよね。
そこで手軽に利用できるのが『塾のフランチャイズ』です。
開業用に様々なサポートを用意しており、その結果かなり多くの手間を省きつつ、効率的に開業することができます。
場合によっては自分で全てやるよりもコストが抑えられる可能性もあります。
塾フランチャイズで開講する5つのメリット
塾をフランチャイズで開講すると、次のようなメリットがあります。
有名塾のブランドを利用できる
まず、知名度のある塾の実績や知名度の恩恵を受けられる点が、フランチャイズのいいところです。
塾を選ぶ際、聞いたことがある有名塾とまったく無名の塾との2択なら、前者を選ぶ人が多いのは当然です。その評判が、成績アップや入試の合格などわかりやすい成果と結びついていればなおさらですね。
塾経営の素人が、最初からこうした高評価を武器にできるはずはありません。オリジナルのやり方でコツコツと実績を積み上げる方法もありますが、どれほどの期間を要することでしょうか。
また、生徒やその保護者目線で考えても、どこの誰が何を教えるか定かではないところに、大切な子どもを託したいとは思いませんね。まずは一定の生徒が来て成果を上げてくれないことには、実績作りすら不可能になってしまいます。
そんなとき、知名度が高く評判のいい塾のフランチャイズに加盟すると、問題が一気に解決します。校舎は違えど、「あの塾なら安心」「○○ちゃんも通って合格したらしい」という看板でスタートできるからです。
信頼できるカリキュラムを導入できる
蓄積されたノウハウに基づく独自のカリキュラムを使えることは、フランチャイズで開講する何よりのメリットです。
「教えること」そのものには自信があっても、対象となる生徒の特性を踏まえたカリキュラムの作成は容易ではありません。自分で作成する場合、そこに費やす時間に対価が支払われるわけではないので、収益化するまでの時間が長くなってしまうのです。
これに対して本部が持つカリキュラムは、過去にいくつもの校舎で多くの生徒を指導した実績をもとに作られています。さらに、作成して終わりではなく、時代に合わせた見直しや入試傾向を踏まえた改善を経て、「今に最適な形」として完成しています。
こうしたカリキュラムを導入することは自信を持った指導にもつながり、失敗のリスクも減らせます。何より、カリキュラム作成に時間と労力を割かなくて済むのです。
多くの講師の経験と知恵の集約といえるカリキュラムを利用しない手はないと言えるでしょう。
物件紹介や採用支援でプロのアドバイスをもらえる
塾の開業に欠かせない「場所」「人」の確保をサポートしてもらえることも、フランチャイズならではの良さといえます。
物件選びに習熟した人は少ないので、「子どもが多いところ」と漠然と考えていたら競争相手の塾が多くて失敗することもあります。
また、講師を雇う必要があるなら、大学生がいいのか、プロ講師がいいのかといった判断も必要ですね。
さらには、「事務作業は苦手だから」と初めからフルタイムで事務を雇った結果、その人件費負担が利益を圧迫することもあります。
どんな場所で、そしてどのような物件で開業すべきか。また、スタッフの雇用は必要か、必要だとしても短時間パートで済ませられないか。こうした判断を的確に行うために、成功、失敗両面でさまざまな事例の知識がある本部を利用するのです。
塾によっては、フランチャイズオーナー同士の交流の場を設けていることもあり、貴重な情報交換の場にできることでしょう。
もちろん、自宅の一角で一人でスタートする場合には、こうしたメリットは感じにくいかもしれません。ですが、一定規模以上での開業や将来的な拡大を考えているなら、無視できない利点と感じられるはずです。
生徒募集のサポートが受けられる
フランチャイズ本部の持つ販促戦略をうまく利用しましょう。
「近隣の家にチラシをまけば生徒が来るはず」といった甘い見通しは失敗のもとです。単に塾の近所といっても、小さな子供が多いファミリー向けのマンションと、リタイア世帯が多く暮らす住宅地ではチラシの効果にも大きな違いが生まれます。
さらに、地域の事情も計算に入れる必要があります。多くの人が利用する乗換駅なら沿線からの集客も見込めたり、車が必須の地域なら送迎のしやすさが塾選びのポイントになったりします。
そうした様々な事情を考慮して、どの範囲にどの媒体で、またどういった内容で訴求するか、しっかり検討しなければ宣伝効果は上がりません。
その点、フランチャイズなら今までの販促活動で実績の高いハガキやチラシを提供してもらえ、一から作成するとか、効果によって見直すなどの手間も省けます。
また、紙ベースの広告では載せられる情報量に限りがあります。塾によってはフランチャイズ本部のホームページに誘導する仕掛けをチラシに掲載可能で、興味を持った顧客候補が詳細な情報を入手しやすくなっています。
利用者目線で考えても、充実したHPを持つしっかりした企業のフランチャイズ塾は信頼しやすく、安心感のもとといえるでしょう。
開講前後のサポートが受けられる
ここまでにご紹介した物件の提案や採用の支援、販促活動のほかにも、あらゆる場面でサポートを受けられるのがフランチャイズで開業するメリットです。
例えば授業一つをとっても、これまでの指導法への自信は「なんとなく好評」「一応成果は出ている」という段階ではありませんか。独立を検討する段階から、システマチックに指導法を確立できている人はそう多くありません。
これを一段階引き上げ、「この方法だから効果が上がる」と自信を持てるようにしてくれるのが開講前の研修です。塾によっては経験豊富な講師の授業を見学できることもあり、第三者的な視点から自分の指導を振り返って役立てることができます。
また、開講後も「思ったように生徒が集まらない」など悩みが生じるかもしれません。こんなときに、ほかの加盟店の様子も熟知する本部からのアドバイスを受けられるのは心強いですね。
生徒の指導や集客の大先輩でもあり、他のフランチャイジーの情報が集約される本部を活用することが成功への近道です。
塾フランチャイズで開講するなら知っておきたい2つのデメリット
フランチャイズで塾を開講することにはどんなデメリットがあるのでしょうか。負担となる部分も知ったうえで挑戦すると、「こんなはずじゃなかった」という悲惨な失敗を避けられます。
本部への支払いを負担に感じることがある
フランチャイズの場合、最初に加盟料や登録料が必要だったり、毎月本部にロイヤリティを支払ったりします。こうした費用は個人で開業するなら払わなくて済むものなので、これを負担に感じることもあり得ます。
開業後は、本部に支払う費用のほかに家賃や光熱費、人件費を負担したうえで自身の利益を捻出することになります。生徒一人からの授業料はいくらに設定し、何人の生徒が集まれば収益が成り立つかを綿密に計算しておきましょう。塾によってはモデルケースの試算表を紹介しています。
なお、塾のフランチャイズでは、売り上げに応じた歩合でロイヤリティが設定されているケースが約6割、定額方式が2割強となっています。
参考:ロイヤリティがほかの業種とちょっと違う!?フランチャイズチェーンの条件比較から見えてきた塾・スクールの特徴とは?
両方を組み合わせて算出したり、売り上げではなく生徒数に応じて決めたりするケースもあるので、フランチャイズを始める前によく確認しましょう。ちなみに同じ調査では、ロイヤリティの場合は10%、定額の場合は3~6万円のケースが最多となっています。
また、重要なのはロイヤリティのパーセンテージや金額だけではなく、「見合ったサポートが受けられるか」という点です。
サポートの充実度合いでチェーンを選ぶと、満足度の高い経営につながるでしょう。
オリジナリティを発揮しにくい
オリジナルな教材や指導法で開講したい人には、フランチャイズは窮屈に感じることがあり得ます。
メリットでお話ししたとおり、知名度のある塾のカリキュラムをそっくりそのまま使える点がフランチャイズのいいところです。となれば授業の進行方法や教え方、使用する教材の指定がある場合も少なくありません。
これを「考えなくて済んでラッキー」と思える人にはフランチャイズが向いていますが、「私はこの方法でやりたい」という強い決意がある人は本部と対立する可能性も。すでに確立されたオリジナルカリキュラムを持っている人やこだわりが強い人は、自分なりの方法での開業を模索するほうがいいでしょう。
また、教える内容以外の面で制約があるケースも考えられます。
例えば、開業する場所一つをとっても、既存校舎の間近に開講することは難しいでしょう。逆に本部の方針によっては、近い地域にもう一つフランチャイジーの教室ができてしまい、生徒を奪い合う結果になることも考えられます。
さらに、自身は低価格を売りに集客したいと考えても、授業料は本部の指定通りにする必要があるケースも多いことでしょう。
このようにカリキュラムの面、立地や授業料の面で思うとおりにできないことが発生するのは、フランチャイズのデメリットといえます。ただ、それを上回るのが「確立したカリキュラムを使える」という手軽さと安心感ではないでしょうか。
塾の開業はフランチャイズと個人塾ではどう違う?おすすめはどっち?
結論から言えば、よほど集客に自信がある人以外は、フランチャイズがおすすめです。
紹介した通りのメリットに加え、存続率の違いもあります。
中小企業庁の調査データでは、開業から5年間の塾存続率は、個人で約25%なのに対し、フランチャイズ利用塾は約70%だと言われています。塾に限った話ではないですが、それだけ個人でのビジネスは難しいことがわかります。
個人塾を開業する場合、カリキュラム作成はもちろん、物件選びや教材選び、広告宣伝もすべて自分で行わなければなりません。作業内容が多岐に渡るため、ある程度時間をかけて準備に取り組む必要がありますが、その間の収入の保障もありません。手間暇かけて準備を終え、いざ開講しても全然生徒が集まらないというリスクもあります。
このように個人塾の経営は、塾でないにしてもなんらかの分野における経営知識や経験がないと困難です。開業資金は低く抑えられるとしても、準備期間の生活のために資金を用意しておく必要もあります。
ですから、「月40人は生徒が来る」など具体的な集客の確実性がある場合を除き、フランチャイズで開業するほうが開業しやすいのです。
ちなみに、塾の個人経営の平均収入は約300万円、フランチャイズの平均は300~600万円です。
もちろん、どちらも成功すれば1000万から2000万を稼ぎ出す人もいます。
とはいえ経営の素人が成功したいなら、ブランド力とノウハウを借りることができ、集客アドバイスも受けられるフランチャイズに軍配が上がるのではないでしょうか。
最後にまとめておくと、フランチャイズでの塾経営が向いている人は次のとおりです。
・とにかく子供に良い教育をしたい人
・低リスクで開業したい人
・仲間や相談できる場が欲しい人
・アドバイスが欲しい人
・集客に自信がない人
こうした条件に当てはまる人におすすめしたいのが、幼児教室「パスカルキッズ」のフランチャイズです。
フランチャイズの塾におすすめな「パスカルキッズ」
パスカルキッズは、学習塾運営の開智総合学院グループを母体とする、幼児から小学校低学年向けの教室です。
特徴は、一方的に教え込むのではなく、気づきを与えること。
子どもが本来持つ好奇心やバイタリティーを損なうことがないので、楽しみながら力がつくと評判です。
パスカルキッズの教育は、小学校受験に役立つ側面もありますが、目先の受験だけを目的にはしていません。
むしろここで身につけた学習習慣や集中力が、その後の受験で役に立ったと好評です。
実際に利用している生徒の口コミが気になる方はこちら。
参考:パスカルキッズ受講生の声
そんなパスカルキッズは全国にフランチャイズ校を募集中です。
指導経験が浅い方、初めて塾の開業を考えている方、今塾の経営に困っている方など、安心して開講できる仕組みが備わっています。
詳細はこちらのページをご覧ください。
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・約2万円で最大5人以上の無料体験を集めた集客サポート
・開講前に直接教えている現場を体験できるOJTサポート
・開講費用は初期費用14万円という業界最安値
この充実の体制で、ロイヤリティは月2万2000円の定額制。
こちらも業界最安値です。
少人数指導が原則なので、空き教室や自宅の空き部屋を活用できるのも始めやすいポイントといえるでしょう。
幼児教室の運営に興味がある方は、パスカルキッズのフランチャイズを検討してみませんか。
まとめ
塾経営が自分にもできるのか、開業するならフランチャイズと個人ではどちらがよいかといった疑問にお答えしてきました。
サポート体制の整ったフランチャイズなら、経験が浅くても本部のサポートを受けて開業することは十分可能です。その分、本部へのロイヤリティの支払いが発生しますが、これは必要経費といえるでしょう。
開業にかかる費用としては、個人経営のほうが安上がりなことも確かです。ところがその場合、集客力がなく、カリキュラム作成など準備に時間を要するというデメリットもありました。
ですから、オリジナルのカリキュラムや集客によほど自信がないかぎり、フランチャイズでの開講をおすすめします。
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