「年長になったら習い事をさせたほうがいいの?」
「おすすめの習い事はなに?」
「年長から習い事を始めるのは遅い?」
など、子どもが年長になると習い事について検討する機会も多くなるでしょう。
この記事では、子供に習い事をさせるべきかやおすすめの習い事、習い事はいつから始めたらいいのかなどについて教育のプロが解説します。
年長の子供に習い事はさせるべき?
年長に進級し5歳にもなると、習い事をしていない子の方が少なくなってきます。
我が子が年長になると親は、
「習い事をさせたほうがいいのかな?」
「どんな習い事が人気なの?」
「そもそも習い事って必要?」
と考えることもあるでしょう。
結論からいうと、年長での習い事は子どもがやりたいといえばさせてあげるのがいいでしょう。
最近では習い事の種類も増え、スポーツや音楽、文化系、英語や塾などさまざまなものがあります。
子どもが習い事を始めたいというきっかけの多くは「友達がやっているから」「テレビでみて楽しそうだったから」「○○ができるようになりたいから」といったものが多いです。
理由はなんであれ、子どもが望むのであれば習い事を始めることは子どもにとってプラスに働きます。
また、継続するかどうかも踏まえ、子どもの意見に耳を傾けながら親子で考えていくことで、子どもの精神的な成長も後押しすることができます。
ただここで一番やってはいけないのが、親の意見を押し付けることです。
例えば習い事をしたくない子どもに習い事を強制したり、習い事をすることで意見は一致しているけれど子どもが望んでいない習い事を始めさせるなど、子どもの気持ちを無視した行動はNGです。
親子の信頼関係にも関わってくるので、親からの押し付けだけには注意しましょう。
年長におすすめの習い事は?種類ごとに特徴も紹介!
年々習い事の種類も増え、「どんな習い事があるのか」「実際にはどんなことをしているのか」把握できない人も多いでしょう。ここではランキング上位の人気の習い事について紹介します。
スポーツ
まず、年長期などの幼児期にスポーツの習い事をしていると、身体能力が高まると言われています。
スポーツの習い事は多く、サッカー、野球、バスケットボールなどたくさんあります。
中でも特にスイミングは乳幼児期から通っている子が多く、最も人気の高い習い事の一つといえます。
幼児期は勉強と同じくスポーツも早く上達していけるので、多くのことができるようになり達成感を味わうことができます。
また、集団スポーツであれば周囲との関わり方を学ぶこともでき、協調性や社会性が身につきます。
ただ、スポーツの習い事の場合のほとんどが送迎が必要で、その習い事が終わるまで見守る必要もあり、時間的拘束が発生します。
チームに入った場合は、親の係などがあり負担に感じてしまうこともあります。
また、スポーツにケガはつきものですが、スポーツ中のケガは日常のケガと違って重傷になることもあるので注意が必要です。
音楽教室、絵画教室などの芸術教室
以前からピアノ教室は人気の習い事でしたが、最近はピアノだけでなくさまざまな音楽教室があり、いろんな楽器に触れたり、様々なジャンルの音楽に触れたりすることができます。
また、絵が好きな子の中には絵画教室に通わせてあげるのもいいでしょう。
芸術教室は特に女の子に人気です。
芸術には正解がないので、子ども独特の自由な発想を伸ばすことができます。
芸術的感性が磨かれたり、表現力が豊かになったりするでしょう。
ただ、芸術教室は短期間で上達するものではなく、上達を目的とするなら長期間通うことを想定する必要があります。
また、内容を細かく見ていくと「これは家でもできるかも?」と思うものもあるので、その点は注意が必要といえるでしょう。
英会話教室
英語が小学生の必修科目となったこともあり、就学前から英会話教室に通う子どもも増えました。
英会話教室では、特にネイティブイングリッシュに触れることができるところがおすすめです。
幼児期から英語に慣れ親しむことで、小学校に入って英語を勉強したときに苦手意識を持たずにスタートすることができます。
子どもの頃は耳もよく、細かい発音の違いも聞き取ることができるので、幼いうちから慣れることはメリットとなります。
語学は習得したあとも使い続けることが大事で、使わなければ忘れていきます。そのため、英会話教室も長期的に通う必要がありますし、月に数回のレッスンではネイティブレベルに達することは難しいです。
とはいえ、「英語に苦手意識をもってほしくない」「楽しく英語に触れてほしい」ということを目的に英会話教室に通うことは、子どもにとってプラスとなるでしょう。
学習塾
幼児期から学力向上を目的とした学習塾や生きる力を育むための幼児教室などさまざまなものがあります。小学校受験を目指している人や中学受験を見据えている人は、学習塾を利用しています。
また、子どものちょっとした習い事という感覚で幼児教室を利用している人もいます。幼児教室では勉強だけでなく、思考力や表現力、論理的思考など入学後の学習の基礎となることを習得することもできるからです。
ただ、学習塾や幼児教室はたいてい送迎が必要なので、それが親の負担となることもあります。また、他の習い事と比べると月謝が高い場合もあるので、経済的負担になることもあります。
プログラミング
英語同様にプログラミングも小学生から必修科目となりました。このことが影響して、プログラミング教室に通う子が増加しています。プログラミング教室に通うことで、小学校での授業の予習をすることができます。
親世代は学校の授業でプログラミングを習ったことがありません。そのため家庭で教えることは難しいので、プロの力を借りるのもいいでしょう。ただ、プログラミング教室に通うとどうしても液晶画面を見る時間が長くなるため、視力の低下に繋がることもあるので注意が必要です。
また、しっかりプログラミングの基礎が身につけばいいですが、遊びの延長で学べるものなので、ただの遊びで終わってしまわないようにしましょう。
ボーイスカウト・ボランティア
習い事としてボーイスカウトに入団している人もいます。ボーイスカウトでは普段経験のできない、アウトドア活動やボランティア活動を経験することができます。また、コミュニティも広がり普段知り合うことができない人と関わることもできます。
ボーイスカウトは規律がしっかりしており、社会性が身につくといえるでしょう。ただ、ボーイスカウトを習い事とする際は親の参加が必要不可欠となります。もちろん指導員や引率者は団にいますが、送迎だけでなくキャンプや遠方での活動の際は帯同する必要があり、負担に感じる場合もあります。
また、ボーイスカウトとして入団できる年齢を小学1年生からとしているところが多く、近場に入団できる団がないこともあります。
書道
昔から書道を習っている人は多くいました。最近でも、書道教室は人気の習い事のうちの一つです。書道は字がキレイに書けるようになるだけでなく、集中力を高めることができる習い事と言えます。
毛筆に関しては家で教えてあげることはできないので、毛筆、硬筆ともにキレイな字が書けるようになってほしいときは、書道教室に通うといいでしょう。ただ、書道教室に通うにはひらがなやカタカナを理解している必要があります。
そのため、年長の時点でひらがな、カタカナの読み書きができない子どもには時期尚早の習い事といえます。また、家で練習するとなると墨の準備がめんどうに感じる家庭もあるでしょう。
そろばん
そろばんも昔から人気の高い習い事の一つです。そろばんは計算力もつき、集中力も養われる習い事と言われています。また、指先を多く使うので脳が刺激され、脳の発達にもいい影響があるといえます。
また、他の習い事に比べてリーズナブルでなのも特徴です。しかし、そろばんは継続することが大切な習い事。そのため教室にもよりますが週に2~3回は通う必要があり、負担に感じることもあります。
また、そろばんでは暗算が得意にはなりますが、学校の授業は筆算が基本です。
そのため、暗算と筆算のギャップに始めは戸惑う子も多くいるようです。
ただ、最近では社会で能力を発揮する機会も少ないので、「そろばん」を鍛えるというよりは、思考力や暗算能力など、能力を伸ばすことを心がけてあげましょう。
武道
子どもの習い事で武道を習わせている家庭もあります。武道を習わせている親は自分もやっていたことが多いです。柔道、空手、剣道、合気道、ボクシング、レスリングなどがあります。特に柔道、剣道、空手は中学、高校の授業で必修科目となっているので、早くから武道に触れておくことは子どもの将来にプラスに働きます。
また、武道は礼儀礼節のスポーツなので、相手を敬う気持ちや挨拶がしっかりと身につきます。ただ、武道は接触することが当たり前のスポーツでなので、ケガをすることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
さらに、習い事として始めるときには道着や防具など準備するものも多く、コストがかかる習い事といえます。
年長の習い事は遅い?いつから始めるべき?
周囲の家庭が低年齢の時から習い事をさせていると、年長になってから習い事をさせては遅いのではないかと思う親もいるかもしれません。
しかし、習い事を始める時期に遅いということはありません。
子どもが始めたいと思った時期に始めさせてあげることがベストなので、年長のときやりたいと言われれば、それで問題はないです。
また、もちろん年長より早い時期から習い事をしている子と比べたら差が生じることもあります。
しかしなんでも早い時期から始めればいいのではありません。
年長という年齢になったからこそスムーズに習い事を始められるという利点もあります。
ある程度、自分の身の回りのことができ、周囲の状況を判断したり、人の話を聞くことができるから、習い事に集中できるといったこともあるのです。
ただ、自発的にやる気になることは、子供にとって大きな成長のチャンスです。
なのでもし、子どもからもっと早い段階で習い事をしたいと言われれば、それは子どもの気持ちを尊重して始めさせてあげるのがよいでしょう。
家庭ごとに方針がありますし、習い事に関しては無理に周りと足並みを揃える必要はありません。
子供自身が楽しんで取り組んだり、習い事を始めたことで成長がみられたり、子どもにとってプラスになればいいんです。
特に周りと比べすぎる必要はありませんよ。
周囲と比べるのではなく、子ども本人はもちろん、親も一緒に楽しんで習い事に取り組めるようにしましょう。
年長の習い事はいくつがベスト?複数やらせるのはあり?
『年長の習い事はいくつがベストなの?』
『複数やらせるのはあり?』
こんな疑問もありますよね。
最近では年長という時期から、習い事を掛け持ちしている子も多くいます。
基本的に習い事を掛け持ちすることは、問題ありません。
また、子どもにとって習い事はいくつがベストということもありません。
ただ、なによりも大切なのは子どもの気持ちです。
子どもが全ての習い事をやりたいと思い納得していることが大前提で、複数の習い事は問題ないでしょう。
ただ、注意したいのは習い事を掛け持ちすれば、家庭で過ごす時間は少なくなります。
お友達と遊ぶ時間が少なくなるのも事実です。
掛け持ちすることは問題ありませんが、家族とゆっくり過ごす時間や旅行、外出する時間なども習い事同様に、子供の成長には欠かせない時間であることを理解しておきましょう。
お友達と遊ぶ時間も、子ども同士の社会があるのでお友達との関係に影響しないような環境にしてあげることも大切です。
幼稚園や保育園の他に習い事を掛け持ちするのは、子どもの体力的に難しい場合もあります。
子どもの様子をみて体調を崩したり、ストレスとならないように、休息する時間も取れるようにしてあげるといいでしょう。
定期的に子供の気持ちを聞く時間を作るのもいいでしょう。
子どもが好きで始めたことであったとして、子どもの体調管理は親の責任です。習い事を掛け持つことに問題はありませんが、子どもの気持ちや周囲の人との関係、体調管理など習い事の他にも優先することがあることは覚えておきましょう。
年長の習い事におすすめの『パスカルキッズ』
ここまで読んでくれたみなさんは「子供のためになる習い事をさせたい!」という気持ちが大きいのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、幼児教室『パスカルキッズ』です。
幼児教室『パスカルキッズ』は、子どもが生涯をより豊かに生き抜くための力を身につけることができる習い事です。
知識詰め込み型の「学習塾」とは違い、子どもの考える力や情緒面の発達も望むことができます。
パスカルキッズとは?
パスカルキッズは、年中から習うことができ、子どもの「思考力」「自主性」などを最大限に伸ばせる幼児教室です。
パスカルキッズを利用している子の中には、6歳で4桁の足し算引き算ができるようになる子もいます。
その大きな要因は、決して学習塾などの詰め込み型の勉強はしていないことです。
独自の子どもの能力を活かす授業内容となっています。
具体的には、遊びや体験を通して自然と思考力を身につけるきっかけを作っています。
そのきっかけを与え続けることで、子供自身の能力を開花させていきます。
全ての基礎となる読解力の向上や多くの子どもが苦手とする図形を理解する力も伸ばしてくれます。
さらに1クラス3名の個別指導。
目が行き届かないという心配もなく、子どももしっかり先生が自分を見てくれているという気持ちが湧くので、学びに集中することができます。
毎年満席が続くパスカルキッズに興味を持たれたら、まずは無料体験をしてみませんか?
無料体験を通して、教室の雰囲気や講師の様子などを知り、子どもの習い事の一つとして検討してみてくださいね。
年長の子供に習い事をさせるべき?おすすめは?まとめ
習い事はさせた方がいいのか、おすすめの習い事や習い事を始める時期はいつがいいのかなどについて解説しました。
習い事は子どもの気持ちを尊重して始めることが大切です。
また、始める時期に関しても年長だからといって遅いことはなく、子どもが始めたいと思った時期に始めれば問題ありません。一番大切なのは子どもの気持ちです。
これから習い事を始めようかなと思っている人は、まずは『パスカルキッズ』などの子供の自主性と能力を高めてくれる、習い事を参考に検討してみてくださいね。