「幼児教育スタートプランってなに?」
「幼児教育スタートプランは、いつから始まるの?」
こんな疑問などをお持ちではありませんか?
この記事では「幼児教育スタートプラン」について、教育のプロがわかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも幼児教育スタートプランとはなにか?
まずは、幼児教育スタートプランとはなにか?についてみていきます。
幼児教育スタートプランの内容
幼児教育スタートプランとは、「すべての5歳児が、生活や学びの基盤を育む質の高い幼児教育を受けられるようにする」プランです。
5歳児は、小学校入学前の1年間にあたり、小学校の準備期間でもある重要な時期ですよね。
しかし現状では、幼稚園や保育園などの施設形態や家庭、経済状況といった環境の違いによって、就学前教育がされているかどうかはバラバラです。
幼児教育スタートプランは、そうした家庭や経済状況など環境の格差なく幼児教育を受けられるようにしていくプランです。
幼児教育が小学校以降の学力向上に関係していることが広く認知され、国際的にも幼児教育の重要性が高まっています。
文部科学省の所管である幼稚園には「幼稚園指導要領」があり、文科省の学習指導要領に沿って「幼児教育」がなされています。
厚生労働省の所管である保育園などでも、施設形態に関わらず、平等に幼児教育を受けられるようにしていく方針です。
幼児教育について、文部科学省では以下のように提唱しています。
『幼児教育は,目先の結果のみを期待しているのではなく,生涯にわたる学習の基礎をつくること,「後伸びする力」を培うことを重視している。
幼児は,身体感覚を伴う多様な活動を経験することによって,生涯にわたる学習意欲や学習態度の基礎となる好奇心や探究心を培い,また,小学校以降における教科の内容等について実感を伴って深く理解できることにつながる「学びの芽生え」を育んでいる。』
引用:文部科学省第2節 幼児教育の意義及び役割
幼児教育とは、「生涯にわたる学習の基礎」を育くむものです。
幼児教育で培われる好奇心や探究心は、「後のびする力」となり小学校以降で学習を深く理解するために、重要なんですね。
幼児期は、小学校以降から生涯にわたって影響を及ぼす重要な時期というのがよく分かります。
幼児教育スタートプランは、就学前教育を強化し、すべての子どもが格差なく円滑に小学校入学できるようにするプランなんですね。
幼児教育スタートプランはどこが策定している?
幼児教育スタートプランは、文部科学省が策定しています。
2021年5月の経済諮問会議で、文部科学大臣が幼児教育スタートプランのイメージを公表しました。
幼児教育スタートプランの導入時期は?
幼児教育スタートプランの具体的な導入時期は発表されていません。
2021年7月、初等中等教育分科会(文部科学省)で「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」が設置されました。
幼保小のスムーズな接続や、幼児教育スタートプランをふまえた幼児教育の質の向上を目指して議論をすすめていくとしています。
幼児教育スタートプランは、これから議論を深めていき、導入していくプランなんですね。
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幼児教育スタートプランとは?まとめ
幼児教育スタートプランがどんな内容なのか、いつから始まるのかなどについて解説してきました。
幼児教育スタートプランは、すべての5歳児が就学前教育を受け、スムーズに小学校へ入学できるようにするプランです。
地域や家庭など、環境の格差なく質の高い幼児教育を受けることで、小学校以降の学びの基礎を固めます。
生涯にわたる学習の基礎をつくる幼児教育は、小学校以降の学習にも影響するのでとても重要です。
これからも注目していきたい話題ですね。