幼児教室の利用を考えているけれど、幼児教室に詳しくないので選ぶうえでのポイントが知りたいという人のために、幼児教室選びについてプロが徹底解説します。
この解説をもとに、希望している幼児教室をみつけ、子どもの可能性をたくさん伸ばしてあげましょう。
幼児教育に特化した幼児教室とは?
幼児教室にもそれぞれ特徴があり、一つのことに特化した幼児教室もあれば、可能性を最大限伸ばすことを目的とした幼児教室、受験対策をメインとする幼児教室など、幼児教室ごとに良さが違います。
今回は、幼児教育に特化している幼児教室の解説のほか、メリット、デメリット、料金なども合わせて紹介します。
幼児教室に通うメリット
まずは幼児教室に通うメリットです。幼児教室によって異なりますが、多くの幼児教室の目的は、子ども可能性を伸ばし生きる力を身につけることです。生涯をより豊かに生きるための力が養われるよう各教室でカリキュラムが組まれています。
①子どもの可能性が広がる
就学前である6歳までの子どもの脳はいわばスポンジです。なんでも吸収します。小さな体験や経験も吸収することができるので、幼児教室に通うのは大きなメリットといえます。
また、幼児教室は他の習い事と違い、なにか一つに特化して行われるのではなく、さまざまな能力を伸ばすことを目的としています。そのため、子どもが得意とすることや苦手なこと、子どもが自らこんなことをしたいというアイディアや主張などを見つけることができます。
早い時期から幼児教室に通わせることは、子どもの可能性を広げる一つの方法になるでしょう。
②子どもの違う一面が見える
幼稚園や保育園に通っていると、先生からの話で家では見られない姿があることを知ることができます。幼児教室も同じで、幼児教室の先生から、我が子の意外な一面や知らなかった才能を教えてもらうことができます。
家では毎日一緒に過ごしているので、子どものちょっとした変化やいつもは見えない一面に気づくのはとても難しいです。しかし、そこに第三者の視点が入ることで子どものことを違う角度から見れるようになります。子どもの知らなかった一面を知れるとともに、我が子にそんな一面があったんだと思えると親の心にも余裕が生まれ、育児の中で子どもの違う側面を見ようとすることができます。
③育児への考え方が変わる
幼児教室に通うことは、子どもに大きな影響を与えるほか、保護者にもメリットがあります。
幼児教室では「遊び」を通して学習していく方法が多く取られています。そういった方法を親も知ることで、これまで一緒にただ遊ぶだけだったものが「少し工夫をすると知育に繋がるかもしれない」「こんなこともさせてみようかな」と育児の中でのアイディアやひらめきが多くなります。
もちろん家で知育をすることで子どもの可能性を広げるための一助になります。さらに、子どもにとっても普段幼児教室でどんなことをしているのか、どんなことをできるようになったのかなどを親に見せることができるのは、情緒面の発達に繋がるので大切なことといえます。
④目的に応じた仲間作りができる
子どもたち同士で遊んでいるとき、仲のいい友達と遊ぶのは当然ですが、「この遊びをするときはこの子と遊びたい」「違う遊びをするときはあっちの子と遊びたい」など成長するにつれて、だれとなにをするかを選択するようになっていきます。
また、なにか習い事を始めれば、習い事の話や練習については、習い事先の友達と関わりを持とうとするようになります。
これと同じように、幼児教室に通い続けている子どもは少なからずベクトルが同じ方向に向いています。そのため、受験などを考えたときは同じ方向性の仲間を作ることができます。
⑤同じ考えをもった保護者と交流できる
幼稚園や保育園の保護者はさまざまな人が利用していて、考えが異なる人が多くいます。そのため、幼児教育に対しての考えが合う人に出会うことができます。そのため幼児教育に対することや将来のことについて考えを共有することができます。他の保護者と子育てについてや悩みを相談して、情報を共有したりすることができるでしょう。
幼児教室のデメリットは?
幼児教室のメリットがある一方、もちろんデメリットもあります。デメリットも把握して、対応できるようにしておきましょう。
①子どもにとって負担になる可能性がある
幼児教育を始めるのは親の意向が強いです。そのため、子どもの意思はあまり反映されません。もしかしたら、子どもの苦手なことかもしれないですし、ストレスになる可能性もあります。
そうならないためにも、幼児教室に通わせるときは子どもの性格に合っているのか、興味に合っているのかを検討して、幼児教室を選ぶようにしましょう。
②経済的負担
習い事同様、月謝などがかかります。他にも、幼児教室によっては入会金や年会費、教材費がかかる場合もあります。
幼児教室に通わせる以上、経済的負担を避けることはできません。ランニングコストが予算より高いと継続することが難しくなります。幼児教室に通わせる際には、予算も合わせて検討しましょう。
③親も時間を割く必要がある
幼児教室に通うのに、子どもだけで行くことはできません。そのため、送迎をする必要があり、親も幼児教室のために時間を割く必要があります。通うだけでも時間をとられますが、他にも親の協力が必要な教室だと負担になる場合があります。
幼児教室ではどんな能力が身につく?
幼児教室に通わせた場合、子どものどんな能力をのばすことができるのか気になりますよね。子どもの能力を伸ばしてあげましょう。
①知識が身につく
幼児教室では多くのことを学びます。知育や芸術、言語など多くの知識をつけることができます。教室にはそれぞれの特徴があり、芸術に特化した教室では演奏ができるようになったり、言語に特化した教室では他言語に触れコミュニケーションが取れるようになったりします。
また、プログラミングに慣れたり、就学前から漢字を理解できるようになる幼児教室もあります。他にも様々な専門知識を学べるところもあるので、多くの知識を身につけることができます。
②協調性や社会性が身につく
幼児教室では知識を身につけるだけでなく、集団で行動をするので社会性や協調性が身につきます。
幼児教育の目的は、生涯を豊かに生きるための力をつけることなので、社会性や協調性を身につけることで生きる力の一つを習得していくことができます。社会性や協調性が身につくことで、さまざまな人とコミュニケーションをとることができるようになります。
③主体性や自主性が養われる
幼児教室では、遊びを交えて楽しく授業を行うので、自らすすんで取り組むようになります。それを繰り返し行うことで、自ら取り組む姿勢が養われ、自主性や主体性が生まれていきます。
「楽しい」「またやりたい」という気持ちが積み重なると、子どもの中で「頑張っている自分」を認めるようになり、自己肯定感にも繋がります。
幼児教室の料金は?
幼児教室の料金相場は、おおよそ月額9,000円~30,000円ほどです。
地域や年齢、カリキュラムなどによって料金に差が出てくるので、利用を始める前に細かく調べておきましょう。
幼児教室選びで失敗しないために!5つのポイント!
幼児教室に通わせる際の5つのポイントを紹介します。幼児教室に通わせたいけれど「なにを基準に選んだらいいのかわからない」「幼児教室を選ぶポイントが知りたい」といった人は、必ずこのポイント5つを押さえておきましょう。
この5つのポイントとともに、これだけは譲れないという親の意向を加味すれば、自ずとそれぞれのニーズに合った幼児教室を見つけることができるでしょう。
幼児教室へ通う目的を明確にしよう!
幼児教室に通うときは「なんとなく通わせてみよう」「ママ友にすすめられたから行ってみよう」ではなく、目的を明確に持って通わせましょう。
目的を明確にしておくことで、継続しやすくなりますし、子どももなぜ幼児教室に通っているのか理解すようようになります。なんとなく通っていては、子どもも「やらされているから通っている」となってしまい、可能性を伸ばすせっかくのチャンスを失ってしまいます。
また、親としてもしっかりとした目的を持っておくことで、目的の達成に向けた取り組みやその先のことを考えやすくなり、幼児教育への考えを確固たるものにできます。
目的も持たずに幼児教室に通っていては、時間もお金も労力も無駄になってしまいます。そうならないためにも「なんのために幼児教室に通うのか」を明確にしておきましょう。
子供と話し合おう!
幼児教室に通うきっかけは親の意向であることがほとんどです。しかし、子どもにもやりたいことややりたくないことは存在します。やりたくないことを無理矢理やらせてもなにも身につきませんし、ただ子どもにストレスを与えるだけになってしまいます。どんなに小さくても子どもと話し合う時間を設けるようにしましょう。
説明をすれば幼児教室に通うことをすんなり受け入れる子もいますし、自ら通いたいと言う子もいます。もし話し合いをしても子どもから通いたいと言わず、親の意向と合わない場合は、「なぜ通ってほしいのか」「いつまで通ってほしいのか」など具体的に子どもに説明をしましょう。
子どもは納得できればしっかりと行動にうつします。最初は気乗りしなくても、話し合いを重ねたり、幼児教室の様子を聞いてあげることで、子どもが通い続けたいと発信することもあります。小さいからといって子どもの気持ちを無視することなく、話し合って幼児教室に通うかを決めることをおすすめします。
通いやすい幼児教室を選ぼう!
学校や職場と同じで、幼児教室に通うことは定期的に行うことなので、通いやすさはポイントになります。あまりに遠すぎたり、交通の便が悪かったりすると通い続けることが難しくなってきます。
また、他の習い事がある人や兄弟がいる人は他の予定もあるので、幼児教室が開かれる時刻や曜日なども含め検討することが大切です。
他の習い事とハシゴになってしまったり、兄弟の予定と詰め込みすぎになったりすると家族全体の負担になります。そうなると、通うことが辛くなったり、家族から幼児教室へ通うことを反対されたりする可能性が出てくるので、ライフスタイルにあった幼児教室を選択するようにしましょう。
通い続けられる費用の幼児教室を選ぼう!
月謝はランニングコストなので、幼児教室を決めるときはおおよその予算を定めて検討することが大切です。
月謝や幼児教室にかかる費用が高ければ、それだけ効果も高いということではありませんし、月謝が手ごろだからといって質が悪いわけでもありません。あまり背伸びをせず、家計に大きな影響がない予算の範囲で幼児教室を選びましょう。
また、教室によっては月に利用する回数によって月謝がかわる場合もあります。料金システムをしっかりと把握して、子どもにとっても家計にとっても納得のできる幼児教室を見つけることがポイントです。決して、無理をしなければ通うことができないような幼児教室を選ばないようにしましょう。
無料体験を行っている幼児教室を選ぼう!
なにかを始めるときに判断材料が乏しい中で決めるのはとても難しいことです。ましてや、子どもが通う幼児教室についてなんの情報もなく決めることは親として無責任とも取れます。必ず無料体験がある教室を選ぶようにしましょう。
無料体験にいけば、資料をもらい質問をするなどして、情報を集めることができます。また、資料からは知ることのできない教室の雰囲気や特徴、先生の雰囲気も知ることができます。
実際に体験に行ってみることで、我が子にあっているのか、幼児教室に通わせる目的は達成することができるのかを判断する材料にもなります。子どもは素直なので、体験を受けている様子を観察すれば、我が子に合っているのか合っていないのかを判断することもできます。また、他に一緒に授業を受けている子どもの様子も見ることで、普段の教室を知る手掛かりにもなります。
最新の幼児教育を取り入れた幼児教室『パスカルキッズ』
パスカルキッズでは無料体験を行っており、親子でパスカルキッズの様子を知ることができます。
パスカルキッズを利用している目的はさまざまですが、パスカルキッズを利用している子どもたちの中には、4桁以上の計算ができる子がいたり、図形の問いを得意とする子が多くいます。これはパスカルキッズ独自のカリキュラムが成せる結果です。
パスカルキッズでは、教え込む授業ではなく子ども達に考えさせ、それをもとに授業が展開されていくので、子どもたちもすすんで授業に参加しようする姿勢がみられます。
また、パスカルキッズの月謝は相場から見ても手ごろな価格なので、継続して通うことができます。授業に通うペースや曜日も選択することができるので、ライフスタイルに合わせた通いやすい幼児教室選びをすることも可能です。
パスカルキッズの特徴として、1クラス3名に対して先生が1人と、ひとりひとりに目が行き届く環境が作られています。そのため、その日の様子はもちろん、子どもの成長を細かく見てもらうことができ、親もしっかりと把握することができます。子どもたちの「認めてもらいたい」「見ていてほしい」といった欲求もみたされ、子どもとしても通いやすい教室となっています。まずは無料体験をお試しください。
幼児教室の選び方徹底解説!まとめ
幼児教室の選び方について解説してきました。幼児教室を選ぶためのポイントを押さえたうえで、親子揃って納得のいく幼児教室を見つけましょう。
また、各家庭で幼児教室を選ぶ際のプライオリティも違います。通いやすさなのか、教育方針なのかなど、何が一番大切なのかを明確にして幼児教室を選びましょう。
あくまでも幼児教室に通うのは子どもです。子どもの気持ちを大切にして家族で話し合って、最適な幼児教室を見つけましょう。