小学校入学前はどこまで勉強が必要?塾講師のプロが徹底解説

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「来年小学校入学だけど、そろそろ勉強させたほうがいいのかな」
「小学校入学前にどんな勉強をしておけばいいんだろう」

小学校入学を前に、そんな心配をしたことはありませんか。

この記事では保育士の資格を持つ筆者が、小学校入学前にしておきたい勉強や具体的な方法を解説していきます。

この記事を読むことで、小学校入学前にしておくべき勉強について詳しくなれますよ!

小学校入学前の子には、そもそも勉強をさせておくべき?

「子どもが小学校入学前に勉強する必要なんてあるのかな」

そう疑問に思うこともあるのではないでしょうか。

結論から言うと、小学校入学前でも勉強は必要であるといえます。
なぜなら、幼児期は心身共に急激に成長する時期だからです。

この時期に様々な教育を行うことは、子どもの能力を伸ばし、生き抜く力を身につけるためにとても重要です。

しかし「勉強」といっても、例えば漢字の暗記のように小学校を先取りをするような詰め込む勉強は重要ではありません。

この時期に必要な勉強とは、
①「生きる力」の基礎を養うこと
②学習の土台をつくること
この2点です。

①の「生きる力」とは、『思考力』や『やり抜く力』などを指します。

厚生労働省が「保育所における保育とは何か・保育で大切にすべきことは何か」ということに関し基本的な考え方を定めた保育所保育指針でも、この生きる力は重要視されています。

『乳幼児期は、生涯にわたる生きる力の基礎が培われる時期であり、特に身体感覚を伴う多様な経験が積み重なることにより、豊かな感性とと もに好奇心、探究心や思考力が養われる。また、それらがその後の生活 や学びの基礎になる。 』
引用:保育所保育指針解説

このように、小学校入学前の幼児期に「思考力」や「問題発見・解決能力」「やり抜く力」などの生きる力を身につけることは、その後の生活や学びの力の基礎となっていくのです。

②の学習の土台とは、机の前に座る習慣を含めた学習習慣のことです。

机の前に座って作業をするという習慣がないままに小学校に入学してしまうと、授業中ずっと席について先生の話を聞くということが難しくなってしまいます。

そればかりでなく、授業を受けることが苦痛になってしまい、勉強や学校が嫌いになってしまう可能性もあります。

そのため、学習習慣を身につけるという勉強を小学校入学前に行う必要があるのです。

小学校入学前に必要な「勉強」は、幼児教育!

前項で解説した通り、小学校入学前にするべき勉強とは、
①「生きる力」の基礎を養うこと
②学習の土台をつくること
の2点です。

小学校入学前は、この2つの力を育てるための幼児教育を行うことが大切です。

この「幼児教育」とは、小学校就学前の子どもに行われる教育であり、幼稚園や保育園・家庭や習い事でのやり取りや人との関わりを意味します。

ここでは、前述の2つの能力を幼児教育によって育てる方法を解説していきます。

「生きる力」の1つ・思考力を育てる方法

思考力とは問題を発見し、問題を解決するために推測したり情報を集め、問題を解決するという「考える力」のことです。

AIが普及し、単純な作業はAIに置き換えられていくことが予想される中で、子どもたちが生きていく力として是非身につけておきたい能力です。

思考力を伸ばすために大切なのは、考える習慣をつけ、それをアウトプットすること。

ここで頭の中で考えるだけでなくアウトプットまで必要とするのは、口に出すことによって考えをまとめることができるからです。

考える習慣を身につけるためには、日常の会話の中で子どもに問いかけをしていくことから始めるのがオススメです。

「なんでこんなにたくさんの雨が降るのかな」
「この絵本の男の子はどうしてこう思ったのかな」

など、題材は子どもにとって身近なもの・興味のあるもので構いません。

会話の中で脳が刺激され、考える力を養っていくのです。

「生きる力」の1つ・やり抜く力を育てる方法

「GRIT」という言葉を聞いたことはありませんか。

これはGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の4つの頭文字をとった言葉で、やり抜く力のことを意味しているのです。

ここ数年、成功者に共通する要素として注目されている力がこのやり抜く力です。

やり抜く力を育てるためには「できた!」という達成感を味わえる成功体験を積むことが欠かせません。

また、成功体験を積み重ねていくことで、

「あの時できたんだから今度もできるはず」
「失敗したけど、成功したことがあるから大丈夫」

と考えることができ、挑戦していく力もついていきます。

成功体験をさせるには、子どもが夢中になって取り組める課題に挑戦する環境を整えるのがオススメです。

ここでいう課題とは、パズル・おにごっこ・どろんこ遊びなど、子どもが夢中になって主体的に取り組めるものであればなんでもOK。

夢中になって楽しめるからこそ、楽しいから夢中になる→失敗しても何度でも挑戦する→課題を達成するというサイクルができるのです。

学習の土台を作る方法

前項で解説したように、学習の土台はまず机の前に座る習慣をつけることからはじめていきます。

今まで机の前に座って集中するという経験のなかった子どもにとっては、ストレスを感じる行為かもしれません。

ここで机の前に座ることが嫌いになってしまうと、勉強や授業まで嫌がってしまう可能性があります。

そのため、まずは子どもが楽しめること・興味や関心の持てることから始めるのがおすすめです。

例えば

・簡単な迷路にチャレンジする
・好きなキャラクターの塗り絵をする
・自分の持ち物に自分で名前を書いてみる

といった方法があります。

お子さんの普段の様子から、楽しんで取り組めることを見つけてあげてくださいね。

そして、お子さんが机の前に座って作業している時はできるだけ側で見守ってあげると良いでしょう。

子どもは親に褒められるのが大好きです。

「昨日より上手にできるようになったね」
「こんな難しいことにチャレンジしてるんだね」

と声をかけてあげることで、ますます勉強が好きになっていきます。

小学校入学前の勉強におすすめの『パスカルキッズ』

前項のような思考力ややり抜く力・学習の土台が身につく幼児教育を、楽しみながら行うことのできる塾がパスカルキッズです。

この項目では

・パスカルキッズとは
・パスカルキッズのメリット
・こんな人にオススメ

という順番でパスカルキッズについて解説していきます。一つずつ見ていきましょう。

パスカルキッズとは?

パスカルキッズとは、大阪市内を中心に教室展開している学習塾・開智総合学院の幼児教育部門です。

「教え込まない」という教育理念の元に、子どもが主体的に思考し、問題を発見・解決する能力を育てることを重要視しています。

子供たちはゲームや講師とのやりとりを楽しみながら、知らず知らずのうちに学習の土台や思考力・やり抜く力を身につけていくことができます。
h3:パスカルキッズのメリット

パスカルキッズの最大のメリットは「子どもの思考力・やり抜く力を伸ばす授業を行っている」という点にあります。

パスカルキッズの授業ではたくさんの「気づき」を体験し、学習を重ねることによって、子どもの思考力ややり抜く力を伸ばしていきます。

具体的に授業内容を見ていきましょう。

(1)3行・5行日記
自分の考えや思いを言葉にして、相手に伝える基礎作りをします。
思考を巡らせ、作文という形でアウトプットすることによって思考力を磨いていきます。

(2)能力開発トレーニング
自分の能力に合った図形パズルや能力開発問題を解くことで、さまざまな頭の使い方を身に付けていきます。

自分の能力に合った教材は、楽しみながら挑戦を重ねて正解にたどり着くというプロセスを経ることができ、成功体験を積んでいくことができます。

(3)教具を使った指導
子どもの視覚と体感に訴える教具を用いて知的好奇心を刺激し、楽しみながら気付きを与えます。

(4)テキスト演習
テキストは思考力を高め、知識の派生が起こる工夫がされています。
自ら原理原則を発見できるようになり、さらに先の学習を楽しく取り組めるようになっています。

(5)知育ゲーム
身につけた知識をゲームを通して実際に使うことで、経験に落としこみ、学習を定着させていきます。

子どもたちはこのゲームが大好き!
楽しみながら身につけた知識を使えたという成功体験を味わうこともできます。
以上の授業を1クラス3人までという少人数制で行っています。

教育の専門家である講師が少人数制で授業を行うことで、一人一人を細やかにサポートすることができます。

こんな人におすすめ!

パスカルキッズはどんな親子にもおすすめですが、

・子どもの思考力ややり抜く力を伸ばしたい
・子どもが楽しく挑戦できる環境を整えたい
・子どもの小学校入学前に学習習慣を身につけておきたい

と考えている場合には、特にオススメします。

定期的に無料体験もしているので、一度教室の雰囲気や授業の内容を見るために参加してみてはいかがでしょうか。

小学校入学前の子の勉強しておくべき教科は?

最後に、小学校入学前に勉強しておきたい教科である「国語」「算数」「英語」について具体的な勉強の範囲をご紹介します。

国語

①ひらがなは自分の名前の読み書きから
国語に関しては、まずひらがなで自分の名前が読めるようにしておきましょう。

小学校に入学すると、鉛筆や筆箱・定規にお道具箱など自分の持ち物が格段に増えます。
自分の名前が読めないと困ってしまうこともあるでしょう。

また、プリントなどを提出する時も自分の名前を書く必要があるので、自分の名前を書く練習をしておくといいですね。

子どもは自分専用のものがあると喜ぶので、
「この折り紙ケースは〇〇くんのものだから、自分で名前を書いておこうか」
などのように促すと、子どもも「名前を書く」ということやひらがなに興味をもっていきます。

ひらがなに興味を持つことができたら、50音にチャレンジしてみましょう。

この場合もむりやり詰め込むのではなく
・お風呂に50音表を貼って一緒に読んでみる
・好きなものや興味のあるものの名前を書き写す
・お友達にお手紙を書く

というように子どもの好きなもの・楽しいものから始めていくとよいでしょう。

一方で、漢字などの知識の先取はあまり必要ありません。
知識を詰め込むことを強制してしまうと、学ぶ楽しみを知る機会を奪ってしまう恐れがあるからです。

②語彙力はゲームや絵本で増やしていこう
語彙力を増やすためには、しりとり・連想ゲームといった遊びのなかで増やしていくのがおすすめです。

ゲームの中で知らない言葉が出てきたら、親子で一緒に調べると、更に多くの言葉と楽しく出会う機会が増えていきます。

もちろん、絵本の読み聞かせも語彙力アップに効果的です。
お子さんの好きな本をたくさん読んであげましょう。

算数

①1から100の数に触れる
国語の50音のように、算数の基礎となるのが数字です。

はじめは1から10まで。
できれば1から100までの数字を数えることができると、小学校入学後の算数にスムーズに取り組むことができます。

普段の生活の中で数字に触れる機会はたくさんあります。

「〇〇ちゃんはおはじきたくさん持ってるね。ぜんぶでいくつあるか数えてみようか」
「お風呂に肩までつかって100数えたらあがろうね」
「ここからお家まで何歩で着くかな」

と、様々な場面で一緒に数を数えて数字に親しみましょう。

②日常の中で数や量の感覚を学ぼう
日常生活の中で、算数につながる経験を積むとその後の定着も早くなります。

例えばおやつを分ける時に

「全部でいくつあるかな」
「二人で半分こすると、一人何個になるかな」
「3個ずつ分けると、何人分できるかな」

と尋ねてあげることで、自然と分数に触れることができます。

他にも
・親子で紙飛行機をとばして、どちらが長く飛んだのか
・牛乳をコップにそそいだ時、どちらのコップにたくさん注いであるのか

と、普段の生活で算数を意識した問いかけをしてあげてください。

②時計の勉強は、時間の感覚を身につけるところから
小学校の生活は、授業や休み時間・給食の時間など、全て時間にそって行動していくことになります。

そのため、時間の感覚を身につけることがとても大切です。

例えばあと5分で帰りの支度をしなければならないという場面で、5分というのがどのくらいの長さなのか感覚的に分かっていないと苦労してしまうことも。

完全に時計が読める必要はありませんが、

「時計の長い針が3になったらお出かけしようね」
「あと10分で電車が来るみたいだよ。長い針が5と6の間になったら来るんだね」

と普段の生活で声掛けをしておくと、子どもに時間の感覚を教えてあげることができます。

英語

小学校入学前に英語教育を行うことの最大のメリットは英語を聞き取ることのできる「英語耳」を作ることができる点にあります。

しかし語学は習得するのに時間が掛かる上に、習得した後も忘れないように使い続ける必要があるため、継続することが何より大切です。

そのため英語を教え込むのではなく、生活に取り入れるというスタンスで継続的に英語に触れることをオススメします。

具体的には
「英語の童謡を流して一緒に歌ってみる」
「好きな映画を英語音声で見る」
など、子どもの興味を引くような方法で取り入れていきましょう。

小学校入学前はどこまで勉強が必要?まとめ

この記事では「小学校入学前は、どこまで勉強が必要か」という疑問に対し

・小学校入学前の子にも勉強が必要であること
・小学校入学前に必要な「勉強」は、幼児教育であること
・小学校入学前の勉強におすすめの『パスカルキッズ』について
・小学校入学前に勉強しておきたい「国語」「算数」「英語」についての具体的な勉強範囲

という順番で解説してきました。

小学校入学前というのは、子どもの生きる力の基礎を作るための大切な時期です。

親子で楽しみながら、そして時には『パスカルキッズ』のように子どもの生きる力を伸ばせる塾の力を借りながら、子どもの大切な時間を大切に過ごしていきましょう。

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