<登場人物紹介>
ジュニア先生:大阪で2,000人以上の生徒が集まる、開智総合学院の塾長。
たまちゃん:とある塾の元講師で、塾の経営について学んでおり、ジュニア先生にインタビューしている。
たまちゃん:
今回は具体的なマーケティング、集客方法について聞かせてください。
ジュニア先生はこれまで、どのようにマーケティングに取り組んでこられたのでしょうか?
ジュニア先生:
そうですね。
もともとは紙媒体の広告、例えば新聞折り込みチラシやダイレクトメールが主流でしたが、最近は効果が薄くなってきています。
そもそも新聞の購読率が落ちていますからね。
たまちゃん:
確かに、今は新聞も電子版で読む方が多いですから、紙媒体の広告だけでは限界があるように思いますね。
ジュニア先生:
そうなのです。そこで、少しずつネットマーケティングにシフトしてきました。
元々、塾のHPは作っていたのですが、つい5年ほど前まではSNSを使っている社員も少なく、まずは「みんなでインスタやってみよう」というところからのスタートでした。
たまちゃん:
まずはさわってみて、慣れるところから始められたんですね。
ジュニア先生:
そうです。自分たちで手を動かして「つかむ」ことが重要なんです。
ネットマーケティングの大きな利点として「小回りがきく」ということがあります。
紙のチラシだと、デザイナーに原稿をお渡しして、印刷用データを作成してもらい、印刷に回し、となると1か月前には方向性を確定しなければなりません。
それに対して、ネットマーケティングだと必要を感じたらその日のうちにインスタ広告を打つことも可能です。
こういうネットの「小回り」を活用するには、外部の業者に丸投げではなく、社内で「つかんでおく」必要があるんです。
たまちゃん:
金額の自由度も高いですよね。
ジュニア先生:
それも大きいですね。「今回の広告は効果がよめないから、とりあえず1万円だけ広告費かけて試してみよう」というような使い方が可能ですからね。
たまちゃん:
今は、紙媒体の広告は全くされていないのですか?
ジュニア先生:
そんなことはないです。
夏期講習前には折り込みチラシも入れますし、ポスティングをすることもあります。
特に地元密着の教室だと、地域に浸透する感覚が必要で、そのためには何度も目にとめてもらうことが重要です。
教室の前を通ったことのある保護者の方が、チラシを見て、ネット検索してHPから問い合わせ、というようなこともあります。
たまちゃん:
クロスメディアですね。
ジュニア先生:
そういうことです。
限られた時間と予算を振り当てるわけですから、上手に媒体を考えていかねばなりません。
そのためには、まずは状況をつかむこと。
おすすめなのは、入塾面談の際には、「どうやってこの教室を知っていただけましたか?」と聞くようにすることから始めることです。
たまちゃん:
それなら今日からすぐにできそうです!
まずは今いる保護者様にも、「どこで知ったのか?」聞いてみようと思います!
ジュニア先生:
是非始めてみてください!
もしもっと聞きたいことがあれば、お気軽にご連絡ください。