
※舞田メモとは
大阪大学卒業後、個別指導塾を経験。
現在は大手出版社にて勤務する傍ら、教育系の記事執筆などを行っている舞田が、塾業界を学びながら少しずつ掴んできた「現場のリアル」をお届け。
本コーナーでは、舞田先生が塾経営の基礎知識や背景を自分なりにまとめた記録をお届けします。
「正解」より「気づき」を共有する——そんなスタンスで綴っています。
「マーケティングって、何から始めればいいんだろう」
「チラシ、SNS、ホームページ…やることが多すぎて、もう分からない」
「予算も時間も限られているのに、どこに力を入れるべきなんだろう」
先生方とお話していると、こんな声を耳にすることがあります。マーケティングという言葉を聞くと、なんだか専門的で、特別なことをしなければいけないような気がしてしまいますよね。
でも、マーケティングって、実はそんなに特別なことではないのかもしれません。
そのことを教えてくれたのは、一代で生徒数2,000人の塾を築いたジュニア先生の、こんな一言でした。
「最初はチラシさえ撒けば来てくれると思ってたんや。でも全然来なくて。あるとき近所のお母さんに『どんな塾か全然わからなかったわ』って言われてはじめて気づいた。伝わってなかったんやなって」
チラシを撒く「手法」より先に、「誰に、何を、どう伝えるか」を整理することが大切だったのだ——そうジュニア先生は振り返っていました。
この記事では、その「整理」に必要な3つの視点をお伝えします。
マーケティングという言葉に構えてしまう理由
そもそも、なぜ私たちはマーケティングという言葉に構えてしまうのでしょうか。
専門用語がたくさん出てきたり、大手企業が多額の予算をかけてやっているイメージがあったりするからかもしれません。でも、その本質はとてもシンプルで、「生徒を集めるための工夫」全般を指す言葉なのだと私は思います。
例えば、先生方が普段からやっていることも、立派なマーケティング活動の一部です。
- 保護者面談で、塾の指導方針を丁寧に説明する
- 生徒が紹介してくれた友達に、体験授業の案内をする
- 地域の学校のテスト日程を調べて、対策講座のチラシを作る
「自分たちの塾の良さを、まだ知らない人に伝えるにはどうすればいいか」——そんな視点で考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
最初に整理したい3つのこと
新しい手法に飛びつく前に、まず自分たちの塾のことを整理する時間を持つことが、遠回りのようで一番の近道になります。
1. 誰に来てほしいのか(ターゲット)
「生徒なら誰でも」と考えてしまいがちですが、そうすると、かえって誰にも響かないメッセージになってしまいます。
たった一人でいいので、具体的な生徒像を思い浮かべてみてください。その子は今、どんなことで悩んでいますか?その保護者は、塾に何を期待しているでしょうか。「全員に」ではなく「あなたに」届けるつもりで考えると、伝えるべきことが自然と見えてきます。
2. 何を伝えたいのか(メッセージ)
来てほしい生徒像が浮かんだら、次に「その人に、何を一番伝えたいか」を考えます。
あれもこれもと伝えたくなりますが、一番心に響くのは、たった一つのシンプルなメッセージだったりします。先生が日々の指導で一番大切にしていることは何ですか?他塾と比べて「すごいこと」を言う必要はありません。先生自身の言葉で語る想いが、何よりの強みになります。
3. どこで知ってもらうのか(チャネル)
ここで初めて、チラシやホームページ、SNSといった具体的な手法が出てきます。
届けたい相手がいない場所に、一生懸命メッセージを発信しても、声は届きません。小学生の保護者なら地域の情報誌かもしれない。中学生なら友達の口コミかもしれない。まず「相手がどこにいるか」を想像することが先です。
「全部やらなきゃ」という焦りを手放す
この3つを整理すると、やるべきことが自然と絞られてきます。大切なのは、「全部やらなきゃ」という焦りを手放すことです。
まずは「これならできそう」と思えることを一つだけ選んで、小さく始めてみる。そして反応を記録しておく。電話が1本増えた、ホームページの滞在時間が増えた——どんなに小さな変化でも構いません。その積み重ねが、自分たちの塾に合ったマーケティングの形を教えてくれます。
まとめ:マーケティングは、日々の「伝える工夫」の積み重ね
特別なことを始める前に、まずこの3つを整理してみてください。
- 誰に、来てほしいのか
- 何を、伝えたいのか
- どこで、知ってもらうのか
マーケティングは一発逆転の魔法ではありません。相手のことを想い、言葉を尽くして伝えていく、地道な活動の積み重ねです。
よくある質問
Q. 予算がほとんどない場合、何から始めるのがいいですか?
A. まずGoogleビジネスプロフィール(無料)の情報を整えることをおすすめします。「地域名+塾」で検索した時に正確な情報が表示されるだけで、問い合わせにつながるケースがあります。次に、既存の保護者に「紹介してもらいやすい仕組み」を作ることが、費用対効果の高い方法です。
Q. チラシとSNS、どちらを優先すべきですか?
A. ターゲットの年齢層と地域性によって異なります。小学生・中学生の保護者がメインなら、まだチラシの反応率が高い地域も多いです。一方、高校生本人に直接アプローチしたい場合はSNSが有効です。「どこにいる相手に届けたいか」から逆算して選ぶのがおすすめです。
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