「小学校受験に受かる子、受からない子の特徴は?」
「私立や国立小学校に向いているタイプは?」
「うちの子は小学校受験に向いてる?」
子どもの小学受験を検討されている方、あるいはお受験を決めている方であれば、誰もが持つ疑問ですよね。
向いているなら将来のためにもチャレンジさせてあげたいし、でも向いてないならあまり無理な詰め込みなどはさせたくない…。
そんな方向けに、今回は「小学受験の指導30年の先生」が代表する万緑会が、小学受験の向き不向きについて、解説します!
<このページでわかること>
◉小学校受験に向いてる子と向いてない子の特徴
◉向き不向きより、親御さんに知って欲しい大事なこと
◉小学校受験がうまくいく方法
悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください!
一人で、あるいは夫婦だけで悩んでいませんか?
当社では保護者の方に「受験をやるかどうか」などのレベルから、相談会を行なっています。
【月曜日・水曜日・金曜日の午前中】で受け付けていますので、ご希望の方はご連絡ください!
小学校受験に向いてる子と不向きな子の特徴

まずは、皆さんが気になっている小学校受験に向いてる子と不向きな子の特徴を解説しましょう。
小学校受験に”向いてる子”の特徴
・向上心がある子
・適度な競争心がある子
・好奇心がある子
これら3つの特徴が当てはまる子は、小学校受験に向いていると言われています。
向上心がある子
まず、教えたことを素直に吸収し、どんどん力をつけようと意欲的な、「向上心がある子」は小学校受験に向いています。
ペーパーテスト対策に限らず、小学校受験ではいろいろな面で求められるのが「向上心」ですから当然といえば当然です。
具体的には、
・つみき遊びや砂場遊びでも、何か完成させるまで、成功するまで諦めない子
・自転車練習なども繰り返し乗れるまでやり続けられる子
・テレビで見たことなどを、自分でもできるようになりたいと練習する子
などが当てはまります。
このような子は、まず受験というチャレンジに対して、「やらされる」ではなく、「自分の意思でやる」可能性が高いです。
そういう面からまずは向いているといえます。
また、効率の小学校の中には「平等」を重視して、個性を伸ばそうとしない学校や先生も少なからずいます。
そんな学校の場合、せっかくの向上心がつぶされてしまうことも。
その意味でも、子どもの成長を見守り、引き出してくれる学校に行くために、小学校受験をさせる価値もあります。
適度な競争心がある子
次に、適度な競争心を持っている子も小学校受験に向いています。
例えば、自分から「○○ちゃんに負けて悔しい」「クラスで一番になる!」といった感情を口にする子です。
こうしたタイプの子は、勉強に関してもみんなより上でいたいと努力できるため、小学校受験を楽しんでできるでしょう。
ただし、志望する学校によっては注意が必要です。
例えば競争意識が過熱しすぎて、「○○君がいなければいいのに」などと意地悪な感情が芽生えるのはNGです。
小学校受験では集団行動の様子を観察するなど、協調性を見られる試験が含まれることもあります。
「みんなと仲良くできるのはえらいね」など親がうまく導いて、協調性もなくさないようにしましょう。
好奇心がある子
また、「好奇心がある子」も小学校受験にはぴったりです。
普段から細かいことに、「なんで?どうして?」と質問する子が、まさに当てはまります。
好奇心は『自分が知らないことを知ることに楽しみを感じる』ということですから、勉強の最大の原動力にもなるんです。
こんな子の強みは、本当にただただ好きで勉強をすること。
好きなことなら続けられる、集中してできる、だから身に付くレベルが段違いなんです。
ただし好奇心が強くても、関心を持つものがお受験に通じる内容であるかどうかは注意が必要です。
小学受験はやはりある程度暗記や、決められた勉強が必要になります。
その内容には関心が持てない場合は、受験勉強が逆に素晴らしい「好奇心」を奪ってしまうことも。
小学校受験を目指すのであれば、その子が受験科目に通じることに興味を持つような工夫をしてあげるのがおすすめです。
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小学校受験に不向きな子どもの特徴

では、小学校受験に不向きな子の特徴も解説します。
ただ先に注意点をお伝えすると、『特徴に当てはまる=小学校受験をする価値がない』というわけではありません。
このことを理解した上で、次に進んでください。
勉強以外で没頭できることがある子
スポーツや芸術関係など、勉強以外に夢中になっていることがあるなら、無理に小学校受験をさせる必要はありません。
・プロの野球選手やサッカー選手を目指している
・ピアノの練習に毎日何時間も熱中している
・パソコンやプログラミングなどを好んでいる
など、小学校受験とはマッチしないことでも、熱中していることがあれば、そこを伸ばしてあげるのがおすすめです。
将来的にその道に進むかどうかは分からないとしても、培った集中力や粘り強さ、なにかに没頭した経験がその後の人生の支えになってくれることでしょう。
ただ、小学校受験では学力だけを問う学校ばかりではありません。
個性を受け入れてくれる学校もあります。
そんな学校を選んであげるのであれば、小学校受験では逆に強みになるかもしれません。
受験勉強の前に、土台を伸ばす方が大事な子
体格を見ても分かるとおり、幼児の成長スピードはとても個人差が大きいものです。
ですから、5歳の段階では受験に向いた思考力が身についていないことも多々あります。
そんな子の場合、まずは受験勉強よりも「勉強の楽しさを知ること」や、「考える癖をつけてあげること」「学ぶ習慣を作ってあげること」の方が重要です。
にもかかわらず、無理に勉強させてしまうと、勉強嫌いになったり、「私はダメな子だ」と悲観的になったりする弊害もあります。
小学受験の塾だからこそあえて言いますが、『小学受験が必ず正解』ではありません。
その子に合うペースで、成長させていくことが重要です。
小学受験しなかった子が東大に受かったり、海外の大学に行く人もたくさんいます。
小学受験をしないからこそ、自己肯定感を失わずにのびのび成長し、結果的に大学受験などで素晴らしい結果を出すこともあるのです。お子さんの現状をきちんと把握するのも、愛情があればこそなせる業です。
個別で勉強の土台から学べる幼児教室も万緑会で用意しています。
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うちの子は向いてる?向いてる子と不向きな子の特徴(まとめ)
ここまで解説した「小学校受験に向いてる子と不向きな子の特徴」をまとめましょう。
特徴 | |
向いてる子 | ・向上心がある子 ・適度な競争心がある子 ・好奇心がある子 |
不向きな子 | ・勉強以外で没頭できることがある子 ・受験勉強の前に、土台を伸ばす方が大事な子 |
あなたの子に当てはまるところはありましたか?
『うちの子は向いてないから諦めよう…』そんな方はちょっとお待ちください。
ここからは、『小学校受験に「向き不向き」より大事なこと』を紹介します。
小学校受験に「向き不向き」より大事なこと

では、小学校受験に子供の「向き不向き」より大事なことはなんなのでしょうか?
それは、
・『子どもに期待すること』
・『周りの環境を準備すること』
・『子どもの意思を尊重すること』
・『結果ではなく過程を大事にすること』
です。
子どもに期待すること
まず、子どもに期待しましょう。
ピグマリオン効果というのをご存知ですか?
期待されていることを伝えることで、その期待に答えるようにテストの点数や仕事の業績が上がるという現象です。
実際に教育現場で使用されているセオリーで、「教師の期待によって学習者の成績が向上する」と言われています。
しかしただ研究データがあるから「期待しろ」という話ではありません。
子どもの可能性にまつわる有名なエピソードも紹介します。
かの有名なアインシュタインですが、幼少期は言葉による表現が苦手で、5歳ごろまで声をほとんど出さず、周りからは決して頭が良くは見えなかったというのをご存知ですか?
5歳と言えば、ちょうど小学校受験の年くらいですよね。
そんなアインシュタインが覚醒したのは9歳の時、日本では小学校3-4年生の時と言われています。
このように、
・いまはまだ勉強が好きじゃなさそうだったり
・考えるのが苦手そうだったり
・他の子より覚えが悪かったり
そう見えても未来の天才の可能性は十分あるんです。
子供の『可能性を信じること』、そしてそれを『伝えること』、ここから小学校受験は始まるんです!
周りの環境を準備すること
次に大事なのが、子どもの周りの環境を準備することです。
4-5歳の子どもは、周りの環境に大きく影響を受けます。
せっかく受験を頑張るのに、周りの家族が応援する姿勢でないと、なかなかその子も答えてくれません。
そこでまず、
・家庭の教育方針をしっかり決める
・具体的にどんな小学校を目指すのかを決める
・家族は具体的にどうサポートするのかを決める
などを行いましょう。
まずは『家庭の教育方針をしっかり決める』ことで、小学校受験を本当にさせる、という意思決定をしましょう。
これができていないと、子ども本人もどうしていいかわからず、勉強にも集中できません。
そして、『具体的にどんな小学校を目指すのか』を決めましょう。
受験のある小学校は、ほとんどが個性にあふれています。
その小学校を選ぶのは、本人ではなく親です。
両親が思うような教育ができる学校を選ぶんです。
目標が見つかったら、『家族は具体的にどうサポートするのか』を決めましょう。
・塾に通わせるのか?
・家で両親が勉強を教えるのか?
・パパとママの役割分担
など、具体的なサポート内容を決めましょう。
これらを通して、その子が小学校受験に集中できる環境を準備することが重要です。
子どもの意思を尊重すること
また、もちろん子どもの意思を尊重することも重要です。
保護者がしっかり教育方針を話し合い、固めたとしても、それだけで受験準備をスタートするのはNGです。子どもだとしても、納得することなく勉強などを強制されれば、嫌だと思うのがあたりませです。
そこはしっかり話し合いましょう。
「そんなこといっても幼稚園児に受験の是非なんて分かるわけがない」
もちろん、将来の大学進学の有利さや、人脈形成のメリットなどはピンと来なくて当然です。
ただそうではなく、子どもにもわかる違いを実感させて選ばせることが大切です。
例えば、
「保育園のお友達と一緒がいいか、新しい仲間がたくさんできるのがいいか」
「外国人の先生と毎日英語で楽しく過ごせる学校に興味があるか」
といった聞き方をして、子どもでも想像しやすいことから聞いていきましょう。
過去の例では、
・家でドリルを解くのが大好きで「普通より難しい勉強ができる学校のほうが面白そう」と受験を決めた子
・「低学年からオーケストラに参加したい!なんか楽しそう!」が動機で受験した子
などがいましたが、この子達はどちらも小学校受験に成功しています。
大人からの押しつけではなく、自ら決めた目標のためなら、今まででは想像できなかった頑張りを見せる子も少なくありません。
途中でくじけそうになっても、「○○したいって夢のため頑張ろう?」と思い出させるだけでまた頑張れることもあります。
このように、『子どもの意思を尊重すること』はとても重要なんです。
結果ではなく過程を大事にすること
そして最後に、『結果ではなく過程を大事にすること』が重要です。
小学校受験は、子どもにとって初めて「何かに挑戦する」という経験です。
もちろんその結果が「合格」であればいいのですが、そうはならない可能性ももちろんあります。
しかし「不合格=努力が無駄」ではないんです。
小学校受験は、その過程にも非常に意味があります。
例えば、ただ受験科目を無理やり暗記させるのではなく、
・色々なことを「考える」癖がついたり、
・勉強の楽しさを知って好奇心が旺盛になったり、
・集中力や思考力が養われたり、
今後に活かせるあらゆる能力を鍛えられるんです。
もちろん「合格」を目指します。
ですがその過程も、その子の成長になるようなやり方を選んであげることで、結果がどうであれ、子どもの大きな経験として、残すことができるんです。
小学校受験で、結果も過程も目指せる塾とは?【まとめ】

ここまで小学校受験には、結果も過程もどちらも大事にすることが大切、と解説してきました。
そんな『小学校受験の結果も過程もこだわる塾』が大阪上本町の塾「万緑会」です。
・完全少人数制(1~4人、マンツーマンコースもあり!)なので、一人一人のペースでできる
・前年度の受験傾向を加味して毎年ブラッシュアップしたペーパー対策
・小学受験で重視される行動観察対策
・授業の一環にも取り入れた親子面接対策
など小学受験と子供の基礎能力、どちらにも特化した内容を備えています。
小学校受験を通して、「本当に子どものためになる教育をしてあげたい!」という方は、ぜひ一度お問合せください。
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