この記事を書いているのは2月9日。明日は私立高校受験です。今福の教室では桔梗原先生が先生達の言葉を集めた合格祈願お守りを配ったり、昨日は卒業生からキットカットの差し入れもあり、いよいよこの時期が来たという感じです。とにかく落ち着いて答案に力を出し切る。最後はみんなの合格を祈るのみです。

また、各教室では新年度準備も大忙しです。まだ、2月の初めですが、既に300名近くの方からお問い合わせをいただき、身が引き締まる思いがしています。

今回は3月12日から蒲生4丁目に開校する、個別指導専門教室「カイコベ」についてお知らせします。

皆様もご存じの通り、私達カイチは集団指導がメインの学習塾です。私達は集団指導に強いこだわりを持っています。集団独特のライブ感。学んでいる生徒同士、また私達講師と生徒との切磋琢磨。互いに刺激し触発され合う中で生まれる活気。私達は集団の熱さが大好きです。

そんなカイチが個別指導用に専門教室を、しかも他のカイチの教室があるエリア内にわざわざ作ろうと思い立った理由は、「本気で成績を伸ばしたい。頑張りたい気持ちはあるけれど、集団の中では辛さを感じてしまう子供達が増えている」と強く感じるようになったからです。

一概には言えませんが、コロナ以降、カイチではそのような相談を受ける機会が増えました。また、場合によっては学校に行けず退会してしまうケースもあります。「本人の気持ちの問題」と言ってしまえば簡単ですが、社会でもそのようなことで悩んでいる方はあまりにも多く、急速な社会変化のひずみの現れではないかと感じています。

集団は合わない。でも本気で頑張りたい。そんな生徒達が安心して学べる、本気の個別指導教室を作れないか。

嫌な勉強や受験と向き合う中に、充実感という静かな喜びがあることを子供達に知って欲しい。勉強そのものよりも、勉強を通して覚えた、努力や工夫を続ける姿勢こそが、社会で役立つことを知って欲しい。生徒と本音で話し、絶対に媚びない。こんな時代だから、子供達と本気で向き合う個別指導教室を作りたいと思いました。

指導は演習・解説が交互に無駄なく行える1:2。個別指導はどうしても授業単価が割高になり、2教科受講が増え受験や内申対策が弱くなりがちですので、映像指導やグループ指導を組み合わせてテスト前は5教科をフォローする仕組みにしています。また、定期対策や進路指導、受験対策は長年カイチで培い実機のあるノウハウを利用して実施します。

また、カイコベの看板を見ていただければわかりますが、2Fは和歌山の慶風高校と提携したサポート校を併設しています。この部分はまだ準備段階ですが、学校に行きたくてもいけない中高生を卒業までサポートする教室になる予定です。またその中で高校・大学受験を頑張りたい生徒達には、カイコベや近隣のカイチの各教室、カイチ予備校と連携して受験をサポートできればと考えています。

そのような中で、カイコベはカイチの各教室と連携が取れ、かつカイチ予備校に近い立地がよいと考え、蒲生4丁目に作ることとなりました。

「子供達の居場所」それがカイコベのコンセプトです。

カイコベの建物は、もともと私達もお世話になっていた写真館が入っており、外観は古い感じですが、中は明るく清潔感がありイメージにぴったりでした。それを、センスの良いルイジ先生とカイコベ教室長の井上先生で内装を考え、素敵な教室にしてくれました。ちなみに、カイコベの名称は、對島先生が深夜まで考えていたところ、奥さんが「カイチの個別、カイコベでいいやん。」と言ってくれたのがきっかけです。

カイコベが新しいカイチのカタチとして、しっかり地域に根付き、地域の子供達や保護者の皆様のお役に立てるよう、努力と工夫を重ね精進してまいります。ご興味のおありの方は、説明だけでも結構です。お声かけいただければと思います。

<塾長 高木秀章>