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中学生の2学期の過ごし方

 夏期講習が終わりいよいよ2学期になりました。どうですか、みなさん最近勉強が難しく感じていませんか?また、中3生の皆さんは、受験の実感が湧いてきている人もいるかもしれません。今回は学年ごとの2学期の過ごし方についてお伝えしようと思います。

中学1年生

中1はようやく、クラスにもクラブにも慣れてきた頃ではないでしょうか。2学期は数学の「方程式の応用」、英語の「Doesの用法」、理科の「光や音」など、難しいポイントが目白押し。学習内容が難しくなります。また、全体的に慣れによる油断が出てきて、頑張りが効かない人が増え、学年平均が50点代~60点代まで下がってきます。

しかし、その反面、1学期のペースでコツコツ成績をキープ、もしくは平均点で3点ダウンくらいで踏ん張る人は、周りが下がることで、勝手に席次が上がります。カイチ生で小学校時代は目立たなかったけど、結果として周りを追い越し、上位校に合格している人が多いのはこの時期に、周りに流されずに踏ん張ったからです。

カイチ生は毎年中学3年生になると、200人いる生徒の半数が偏差値60以上になります。みんな、もともとできたわけではありません。クラブをしながら大変だけど、「日々の宿題をきちんとする」「定期テスト2週間前は頑張る」という当たり前を継続した末に、周りと差がついただけです。とにかく、日々の宿題をきちんとすること。分からない所は質問して帰ること。この2つをするだけで、力は十分ついていきます。

中学2年生

中学2年生はクラブでは3年生が抜け最高学年になり責任が重くなる時期です。また、本格的な思春期に入る生徒も多く、情緒の浮き沈みが激しくなり、人間関係で悩む生徒も増えてきます。そのような複雑な時期でありながら、学習内容は3年間で最重要。中2内容が受験での実力を左右すると言っても過言ではありません。実は受験では中1・中2内容だけで70%が出題されると言われています。特に英・数は、中1内容の積み上げの上に、中2内容があるので、中2内容をしっかり理解できたということは、同時に中1内容が理解できたということになります。つまり、中2内容をしっかり理解することで、受験の70%の内容がカバーできることになります。また、中2内容の定着のメリットはこれだけではありません。中2内容の積み上げの上に中3内容があるわけですから、中2内容の理解がしっかりしていれば、中3内容の理解は圧倒的に楽になります。

中2は受験まで時間があり、学習への目的意識が曖昧で、悩み多き時期ですが、学力的には受験の基盤を作る大切な時期です。この時期のポイントは、人間関係などの悩みがある時は、友達も良いですが、できれば大人の人に相談することです。親でもいいし、学校の先生でもいいし、カイチの先生でもいいです。周りの大人も昔は、皆さんが悩んだことで悩んだ人はたくさんいます。もしかすると、友達と話すより、深刻にならずに済むかもしれません。また、保護者の方は子供達への声かけを忘れずしてあげてください。保護者の方なら、そのリアクションで子供達のコンディションを察することができます。

学習面のポイントは、実は中1と同じです。「塾の宿題をきちんとする」「わからない所は質問する」。これだけで大丈夫です。私の経験からはっきり言えることは「質問する子は必ず伸びる」ということです。

中学3年生

3年生はいよいよ勝負の2学期です。なぜ勝負なのか。それは2学期の実力テストや模擬試験の結果で私立受験校が決定し、それに2学期で固まる内申点を加味することで公立受験校もおおよそ決定するからです。合否を決めるテストは2月・3月ですが、受験校を決めるテストは2学期に集中しています。しかも、そのテストの数は学校の実力テスト3回、模擬テスト4回、定期テスト2回の合計9回。それが10月~12月上旬の2カ月ちょっとに集中しています。

夏期講習で頑張ったのは、これらのテストを乗り越えるためです。もし、まだ夏期内容の定着が甘い人は、9月中に弱点単元の復習を終わらせましょう。

また、受験問題の多くは複合問題や応用問題です。夏期講習の後半や、8月末から始まった文理学科や受験対策講座では、五ツ木模試や入試の過去問題を解き始めていることと思います。

ここからは、夏に定着させた単元内容を組み合わせて活用し、複合問題や応用問題を解くトレーニングを行います。ここで重要なことが「間違い直し」です。模試や受験問題は、3年間の内容をいかに理解しているかをプロの先生達が考え尽くして作った良問です。つまり、模試の過去問題1回分を徹底的に間違い直しすれば、3年間の復習が一通り終わったのと同じ効果が出ます。ここからは、過去問題の演習と徹底した間違い直し。そしてその中で、定着が不十分な単元に戻って穴を埋める作業が、偏差値アップの秘訣です。

この時期は重要なテストが続きます。その中で、必ず思ったようにいかないテストもあります。でも、そんな時こそ自分が試されていると思ってください。落ち込んで歩みを止めるのか。それとも間違い直しをして半歩でも前に進むのか。志望校を諦めたくなることもあるかもしれません。でも、志望校に合格できない大半の生徒は、当日のテストで不合格になったのではありません。その学校を受験すること自体を諦めてしまうのです。

この時期大切なのは、先のことを考えて不安になるのではなく、足元を見て日々すべきことを粛々とやっていくことです。不安な時は、絶対先生達に相談してください。

2学期は中1・中2では中だるみしやすく、周りに流される時期。そして中3にとっては、志望校決定において最重要のテストが重なるナーバスな時期です。私達も出来る限り、生徒達をしっかり見ていきますが、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。特に、反抗期に入り志望校の相談などがしにくい場合は遠慮なくおっしゃってください。他人の私達だからこそ話しやすいという場合も多々あります。<塾長 高木秀章>

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