開智総合学院塾長の高木秀章です。 私は長年、子供達を指導するこの学習塾という仕事に携わってきました。子供達と接する毎日の中で、いつも胸が熱くなる瞬間があります。 それは、子供達が本気で覚悟を決めた時。 希望や不安、自信のなさ・・・。それら全てを飲み込んで静かに「やる」と決めた瞬間。 その凛とした顔は、頼もしく大人びて見えます。私は子供達のその顔を見る度に、彼等の大きな可能性を感じずにいられません。そして、この瞬間に自分の仕事への責任も感じてきました。 これからの子供達は、テクノロジーの進歩とグローバル化で激動する社会を力強く生きなければなりません。しかし、私はその力強さは既に子供達の中に宿っていると思っています。 それは、子供達が本気の覚悟を決めるというプロセスにあると考えています。そのプロセスを経験するか否かによって、これからの子供達の将来は大きく変わるのではないかと感じています。 私達、学習塾が出来ることは限られていますが、その中で「子供達の本気の覚悟」を引き出し、最後まで寄り添うことが私達の仕事です。 教育経済学者の中室牧子さんの著書『学力の経済学』で中3時の学力は家庭環境で50%、遺伝で35%決定されると書かれています。子供達の力が及ばないところで学力の85％が決定しているという驚くべき数字に愕然とせざるを得ませんでした。 しかし、このデータを覆すある方法論が記されていたことで、救われたのと同時に、自分達の仕事の責任の重さを再認識させられました。 その一文とは・・・ 「実は家庭環境、遺伝、それらすべてを覆してしまう要素が1つだけあります。それはどんな先生に出会うかです。」 私達が、子供達にとって価値ある出会いとなる先生になれるか。それが私達の課題であり「本気の覚悟」です。 子供達の未来をつくるために、開智総合学院にできることがあると考えています。 未熟な部分もある私達ですが、子供達と共に努力して進むことをお約束します。 どうぞ宜しくお願いいたします。